挽物所639

日本に古くから受け継がれてきた「挽物」の技術を、現代の暮らしに馴染むかたちへ。
挽物所639は、木を回転させながら削り出す伝統的な技法を生かし、素材の表情と美しい曲線を引き出した家具を生み出しています。職人の確かな技術と現代的なデザインが重なり合う、静かで凛とした佇まいをHITTITE proからご紹介します。

挽物の技を、現代の暮らしへ。

静岡県静岡市清水区中河内に拠点を構える「挽物所639」。

「挽物(ひきもの)」とは、木材をろくろや旋盤で回転させ、そこに刃物を当てながら削り出していく加工技術です。日本ではおよそ2,000年前から存在していたともいわれ、器や家具、建築部材など、暮らしのさまざまな道具をつくる技術として受け継がれてきました。

挽物所639が手がけるものづくりの魅力は、そうした伝統的な技術を守るだけではなく、現代の暮らしに自然と溶け込む「かたち」へと再構築していることにあります。

木を回転させながら削ることで生まれる、滑らかな曲線や端正な円柱。木そのものが持つ表情を残しながら、必要な要素を丁寧に整えていくことで、どこか静かで、凛とした佇まいが生まれます。

その考え方を象徴するプロダクトのひとつが「MON STOOL」です。

挽物によってつくられた円形状の部材のみで構成され、構造の基準となるフレームが「門」の形に似ていることから、その名が付けられました。円柱を強度のある構造物として成立させる門型の構成は、東西を問わず建築の中に見ることができる普遍的なかたち。装飾に頼ることなく、素材、構造、技術そのものを美しさへとつなげています。

HITTITE proが挽物所639に惹かれたのも、こうした「素材と技術を素直に見せる」というものづくりへの姿勢です。

私たちも、鉄をはじめとする素材と向き合い、その特性や加工の跡を生かしながら、空間に長く残るものを提案してきました。

木と鉄。扱う素材は異なっていても、職人の技術を単なる伝統として残すのではなく、今の空間にふさわしいデザインへとつなげていく。

使うほどに木の表情が暮らしになじみ、空間の一部になっていく。

挽物所639のプロダクトには、日本のものづくりが培ってきた技術と、現代の暮らしをつなぐ、静かな存在感があります。

MON STOOL モンスツール designed by Gaku Takasu
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